海外在住 お母さまインタビュー VOL.3 ケロウナ編 I

「海外子女.com」では、海外在住で、子育て・教育に奮闘中のお母さま方からさまざまな要望や、不安、悩みをお聞きし、より有益な情報提供ができるように、 「海外在住お母さまインタビュー」を実施していきます。 今回はカナダのブリティッシュコロンビア(BC)州にあるバンクーバーから少し離れた町であるBC州の”ケロウナ”という町でお母さまインタビューの取材をしてきました。 千尋さんは、カナダ人の旦那様と国際結婚され、ご家族で2004年の3月まで日本で生活されていました。2005年の4月からここケロウナに生活を移されました。カナダと日本の教育のちがいなど、ぜひ参考ください。

今回インタビューにご協力いただいた千尋さんのご家族を紹介致します。

プロフィール(敬称略)

* Randy Hagen(旦那様)

* Hagen  千尋(奥様) 【今回インタビューを受けていただいた方】

*       健 (長男)13歳  

*        快 (次男)7歳

インタビュアー:米沢
米沢: 海外滞在歴を教えてください。
*千尋さん: 2005年の4月に来たので、もう4年になります。 上の子(健くん)が小学校2年の3月を終えてから4月にカナダに来て、カナダは6月に学年が終わるから2年生をだぶらせたんですね。 本当は7年生としてGrade7(中学1年)でもいい年なんですが、今はGrade6(小学6年)でクラスの中で一番年上です。
米沢: ご家庭では、日本語と英語のどちらを話されているのですか?
*千尋さん: 主人がカナダ人なので英語です。下の子は、日本語忘れてもう英語だけですね。 でも、上の子は小学校2年生までやっているから読み書きはできないんですが、とりあえず(日本語の)会話はできますね。
米沢: いいですね。バイリンガルですね。
*千尋さん: でも本当はね、日本語をしゃべっていればベストなんですけどね。
米沢: 日本にまた住むことは、考えていらっしゃいますか?
*千尋さん: もうないですね。結構こっちの生活に慣れて、私も仕事を始めてしまったので。

日本とカナダの子育ての違い

*千尋さん: やはり、こっちはのびのびしているところですかね。毎年日本に帰って上の子たちの友だちと会うのですが、 上の子のお友だちは中学受験で、何人かは塾に行かないといけなくて、今年は駄目なんだって、連絡があって……。 でもこっちは、私立とかプライベートの学校はあっても、受験勉強というのはないし。なので、それなりに学力は低いですよね。家の息子が2年生で来たときに、日本だとかけ算を完璧にするじゃないですか、でもこっちはかけ算を4年生くらいでやる感じなんですよね。
米沢: そうですよね。よく北米の算数は、日本に比べるとレベルが低いと聞きます。
*千尋さん: 家の息子が来たときは、かけ算はばっちり覚えているから、みんなから「すっごぉい~」って言われましたね。もちろん算数はAでしたね。必ず日本は宿題が多くて、宿題のあとに遊ぶという習慣じゃないですか。 だから今も何も言わなくてもそういう習慣がついているから、家に帰ってくると、一人でどんどんやっていますね 。

カナダから見た日本の教育のよい点

*千尋さん: スポーツが日本の方が力を入れている感じがしますね。特にここケロウナの冬は寒いので外では遊べないですから。 あと、お掃除の時間がないんですよ。こっちは「Janitor(ジャニター)」と言って、お掃除をする専門の大人の人がいるんですよ。日本のよさって、学校で子どもたちが自分でほうきを持って、ほうきの使い方を覚えたり、ぞうきん掛けしたりするのがいいのに、こっちにはそういうのがないんですよね。
米沢: そうなると、誰が汚しても誰かがやってくれるんだという意識を持ってしまいますね。
*千尋さん: そうなんですよ。
米沢: 日本は学校で掃除することは習慣になっていますからね。
*千尋さん: あと日本にいたとき、集団登校で朝通っていたんですよ、4,50分くらいかけてずっと歩いてグループで行っていたんですけど、 こっちは、車で送り迎えなんですよね。家の子たちは、家から学校まで歩いて10分弱なんですが、 上の子は日本でそういった生活をしていたから、雨の日でも雪の日でも「大丈夫、歩いて行くから」って歩いて行きますね。
米沢: たくましいですね(笑)。
*千尋さん: すごく、こっちの親は過保護ですよ。どんなに近くても危ないからって言っていますよ。 でも、危ないことを覚えるのも大事じゃないですか、例えば車が来たら避けるとかね。 そういうのを自然に覚えてくれればいいんですけどね。
米沢: あと、日本みたいな給食があればよかったなって思いますね。 日本みたく栄養士がいてバランスが摂れて、それも温かいものを出してくれることはないですからね。

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